黄砂は地球にやさしい???
さて、この時期降りに降っている黄砂について。黄砂というと中国から偏西風に乗って運ばれてくる砂で、それが日本中に降って、洗濯物、車などが汚れてしまうという印象が強いですが、そのほかにどんな影響を与えているのでしょう?
そもそもこの黄砂は中国西部のゴビ砂漠、黄土高原、タクラマカン砂漠から来ています。黄砂量は年々増えているらしく、これは砂漠化の進行も起因しています。砂漠が広がれば、それだけ飛ぶ砂は増えるわけですね。黄砂は日本に来るまでに2,3日ほどかかると言われていますが、その間に大気汚染源を吸収します。主に中国都市部の上空に広がる排気ガスなどが挙げられます。昔北京、上海に行ったとき、ホテルの上層から外を見ると常に曇っていた記憶があります。ありゃ汚いですね。これはダイレクトにヒトの呼吸器官に悪影響を与えると言われています。ろくな砂じゃないですねーと言いたいところですが、良い点もあります。
良い点とは、上空で吸収した汚染物質は窒素などの栄養源を含んでるので、海、土壌に栄養を散布する効果があります。さらに、炭酸カルシウムは酸性雨を中和する効果もあります。 ここでのポイントは、
人間による森林破壊→砂漠化→黄砂増加→人間の健康へ悪影響、しかし一部の生物には栄養となる、しかも酸性雨中和効果もおまけでついてくる。
人間は自業自得として、回り回って自然改善に寄与してるとも解釈できます。んー、すばらしい。皮肉ともとれますが・・・。
*USBに接続するとファンが稼動し、マスク内を換気するようです。蒸れ、息苦しさから開放できるのは確かでしょうね・・・。




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