Can you imagine future of our earth? It's time to think about it seriously for kids.

二酸化炭素削減でビジネス!


 
 みなさんは「二酸化炭素の排出権取引」というシステムをご存知でしょうか?この真剣に地球温暖化に取り組まなくてはならないご時勢に二酸化炭素の削減量にまでビジネスが成り立っています。
 簡単に説明しますと、「京都議定書」(主要といわれている国々が世界に私たちは二酸化炭素の排出をこれ位減らしますよー!という宣言)に基づいた、二酸化炭素の削減目標値に対し、自国は目標値よりこれ位多く削減できました!という国はその余剰削減分を他国に売ることができるというシステムです。つまり二酸化炭素の排出量はお金になるわけです。(この二酸化炭素の量をどのように測定している問題はさておき)つまり、二酸化炭素を削減する努力をしなかった国も他国で頑張って削減した余剰分をお金で買えば、その努力をしなかった国は削減したということが言えるわけです。こうでもしないと皆真剣に頭を使わないのか・・・という言われれば、「そうなんです!」と言うしかないでしょうね・・・。
 ではさて、このヘンテコな取引ですが、さらにびっくりするのはこの取引に参加できるのは京都議定書に参加し、かつ削減義務を課せられた国のみとなっています。より、頭から地球温暖化に興味を示さないブッシュ、いやアメリカやオーストラリアは参加できません。また、産業発展が著しく、今にきてガンガン地球を汚染していると言われている中国、インドには削減義務はないので、彼らも参加できません。より、実質真剣に取り組んでいるのは日本、ヨーロッパ、ロシア位でしょうか。なんともおもしろくない話です。
 昨晩、ニュースでこの二酸化炭素排出権の売買について取り上げられてました。驚いたことに一般的に二酸化炭素を減らすのにかかる費用が1000~100,000円/tに対し、二酸化炭素削減量の値段が3,700円/tというデータがあり、頑張って削減するより、買った方が安い・・・。おいおい。
 とどのつまり、この二酸化炭素削減量の相場が変動し、高騰しない限りはまだまだ深刻な問題には発展しえないのか・・・一流の企業はそのイメージアップのためにお金を掛けてでも、努力はするでしょうが・・・これも一部の話であり、世界レベルではやはり希望が持てませんね・・・。もう月でも開拓しますかーって思ってるんでしょうかね・・・。やだやだ・・・。

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