バイオディーゼルのススメ

バイオディーゼルのおもしろい記事を発見しました。
「漁でとった魚から船内でバイオディーゼル燃料(BDF)を製造して航行する「自給自足型」の漁船の開発が、2008年度から始まる。
水産庁が地球温暖化対策として3か年計画で進めるもので、08年度予算案に約1億円の研究開発費が盛り込まれる見通しだ。
養殖用のエサを生産する際に出る「魚油」を活用するために、従来の重油を使う必要がないという。
水産庁は、1日50トンの魚をとる船の場合、8キロ・リットル程度のBDFが生産可能と見込んでいる。中型船の1日分の燃料約4~5キロ・リットルを超えており、余った分は、エサ製造プラントの燃料にするほか、販売用にも振り向ける。原料の魚は、現在、食用としてほとんど利用されていないハダカイワシなどを対象とする計画だ。」
元々バイオディーゼルとは生物由来の油を利用したバイオマスと言われている。上記は魚由来のものであるが、非常におもしろい。漁業の目的である、魚を捕獲しながら、その魚で船まで走らせることができるとまさにハイブリッドな産業となりえる!?のである。他にも船運を媒介とする輸出入の面でもその運用が期待され、それに伴う燃料の削減、二酸化炭素の削減が望まれる。
さてこの食用として利用されないハダカイワシないし、その他の魚で作り出される魚油・・・2次的な問題はでないだろうか?その人間には食用とされない魚も、それを食用する大きめの魚がいて。。。食物連鎖が崩れるのでは?そう考えるとどこまで重要があるのであろうか・・・。まだまだこれ1本では汎用されないような気もしますね・・・。こわいこわい。



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