日本の水道水について それっておいしい水？

　先日、酒屋の量販店へ行ったときの話ですが、店の入り口付近に積まれている大量のミネラルウォーターをボックスで購入している人が多いことにびっくりしました。私は数年前にアメリカに住んでいたことがありますが、基本的にはミネラルウォーター、もしくはその他飲料品を飲んでました。それは硬水ということもあり、おいしくないですし、体にも悪そうだったからです。日本もそうなりつつあるのでしょうか？？？

　日本の水道水がいきなり硬水になることは考えられませんが、東京にいた頃、妙に塩素臭い水が嫌いでした。そういうわけで、我が家はちょっと高価な浄水器を購入。もう大活躍です。最近の浄水器は選ぶのも難しく、蛇口に簡易的に付けるものから、ついでに電気分解してアルカリイオン水にするものまであります。うちは悩んだ挙句、アルカリイオン生成機能＋フィルターを夜間に自動殺菌・洗浄してくれる（つまりフィルターの交換は必要ない）タイプのものを選びました。びっくりしたのはこれで処理された水で飲むインスタントコーヒーがうまいことです。原理はともかく、うまいから満足しています。

　話が飛んでしまいましたが、要は日本においては水道水に対する信頼性が低くなってきているのが原因かもしれません。塩素による殺菌工程で懸念されるトリハロメタンもその１つでしょう。これは発ガン性を持ち、上水道でも塩素管理は徹底されており、またオゾン、活性炭などでの殺菌もどんどん導入されていくことが予測されます。（処理コストが莫大にかかりそうですが・・・水道水単価は上がらないのでしょうか！？）しかし、この件に関しては我々が被害者という訳ではありません。むしろ加害者です。水は巡り巡って帰ってきます。つまり、我々が使用して汚した水は処理されて蛇口から出てくるわけです。我々が汚すから、それを殺菌するための塩素が多量に必要で、水質に応じて処理精度も変わってきます。その代償として、我々が現在ミネラルウォーターを購入して生活しているのは仕方がないことなのかもしれません。

　つまり、日常で水を汚さないように心がけることが大切です。環境に良い洗剤を使用する、生ゴミを流さない、節水などが挙げられます。飲む水にかける関心を捨てる水にも！もちろんできますよね！？

　冷静に考えて、海外から水を運ぶというのはものすごく効率が悪いことです。船が使用されれば、それだけ燃料も消費しますし、船が海を汚染することも考えられます。石油などの日本にないものであれば納得しますが・・・。トータルで環境に良いとは思えませんね。。。