知らなかった波力発電！

　今回は、前回潮力発電を取り上げた際、偶然知った波力発電について取り上げます。こんなのがあったなんて知らなかった・・・。これもおもしろいですね。

　原理としては、没水部の一部が開放された空気室を水中に設置し、ここから入射した波で空気室内の水面が上下し、上部の空気口に設置した空気タービンが往復空気流で回転する。空気タービンには、往復空気流中で同一方向に回転するウェルズタービンが使用される。

　発電効率も意外とよく、面積当たりの発電効率は太陽光の20-30倍、風力の5倍もあるとのこと。

すばらしいじゃないですかー。と言いたい所ですが、なぜ普及しない！？私自身、今回初めて知ったわけですが、結構常識だったりするんでしょうか！？

　この波力発電が普及しない理由として、

・コスト的に合わない。陸上設置でないため、設置コストに莫大なお金を要します。

・装置の安全性の確保が困難。緊急時に容易に対応できない。実際にトライアル期間中に海が荒れ、装置が故障したこともあるようです。

・あとは景観の問題。海だけは変わらないでいてほしい・・・。ちょっとわからないでもないですね・・・。

その他、メンテナンスの問題、自然の変化などへの対応などいろいろと問題はあると思います。

しかし！ここをなんとかクリアするのが我々人間なのではないでしょうか？？？ちなみに我が国が取り組んでいる新エネルギー対策にこの波力発電、ないし潮力発電は入っていません・・・。

どういうこった・・・。太陽光、風力発電にかけてるんでしょうか・・・。これらにどれだけの発電量を見込んでいるのかは定かではないですが、いろいろやらないと原子力には及ばないでしょうね・・・おそらく。