重油に代わるエネルギー 廃プラ再利用


素材産業、脱石油を加速・王子、重油使用量を半減
素材産業が原油価格の高騰に対応し、重油などの石油燃料を廃プラスチックや木くずなどの代替品に転換する動きを加速する。製紙最大手の王子製紙は廃プラなどの燃料活用で重油使用量を2010年度までに半減。化学最大手の三菱化学も自社プラントの発電に使う重油を大幅に減らす。日本のエネルギー消費の約3割を占める素材産業が「脱石油」を加速させることで、国内の原油消費の抑制が一段と進む可能性が出てきた。
(「NIKKEI NET」より)
さて、最近はペットボトルの分別等で我々の生活にも馴染みが深い廃プラの利用先について調べてみた。実際、普段分別はするものの、さてこれがどうなるのかは恥ずかしながら、僕は知りませんでした・・・。上記の記事ではっきりとわかるのは、ここにまできたか・・・ということである。逆にいうと、ここまでくるまで何をやってたんだ・・・という・・・まぁ、今後はしっかりと事前の対策をしてほしいなと偉そうにも思う。
では本題に入ります。ビニール袋などプラスチック類は細かくされて、段ボールや紙類と混ぜられ、長さ10センチ、幅4センチ程度の黒い固形燃料に生まれ変わる。一方よく似たRPF(リフューズ・ペーパー・プラスチック・フューエル)とは生ごみなどを乾燥させた固形燃料であり、その生ゴミのクオリティ等で固形燃料のクオリティが決まる。より、その安全性としては低いとされる。
製紙工場は大規模なボイラーが必要とされ、その消費される燃料は膨大とされる。ボイラーといえば、天然ガス・重油等がメインとされるが、今後は製造工場等であれば、ゴミ・排水回収の際に出る汚泥を燃料として利用することがキーポイントとされる。より、注目すべきポイントは排水回収の技術、排出汚泥の脱水率の改善(より燃焼するのに適した)が技術の見せ所ではないか。
いずれにせよ、ボイラーを利用するという点で、二酸化炭素の低減化はこの場合期待できない。しかし、重油・天然ガスの運送の際にかかる燃料分は十分節減できる。後はこの新固形燃料の普及率にかかる・・・。
固形燃料で画像を検索するとおもしろいサイトを発見!
株式会社メガケム
http://megachem.co.jp/index.htm
こんなのがあるんですねー。実験用ミニボイラー。固形燃料で蒸気を発生させるようです。他にもスチームエンジンなどがあり、個人的にお金があれば買いたいですね・・・。



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